「節約を頑張っているのに、月末になるとお金が残っていない」——それは、貯め方のルールが逆になっているからかもしれません。
お金が貯まらない一番の理由は、「残ったら貯金しよう」という考え方です。残らないんです、いつまで経っても。
解決策はシンプルです。最初に貯蓄分を先に確保して、残ったお金で生活する。これを「先取り貯蓄」といいます。一度仕組みを作ってしまえば、あとは放置でOKです。
私自身もこの仕組みを作ってから、「今月も貯金できなかった」という後悔がなくなりました。
「残ったら貯める」がうまくいかない理由
後払い貯蓄(残ったら貯める)がうまくいかない理由は主に3つあります。
① 残ったお金はつい使ってしまう
口座にお金が入っていると、人は使ってしまいます。「今月は節約できてるな」と思ったとたん、急な外食や衝動買いが発生する——これは意志力の問題ではなく、人間の性質です。
② 突発的な出費で計画が崩れる
医療費、冠婚葬祭、家電の故障……毎月なにかしら「予想外の出費」があります。後払い貯蓄では、これが来るたびに貯金ゼロに戻ります。
③ 節約を意志力に頼っている
「今月は我慢しよう」という努力は長続きしません。仕組みが変わらない限り、結果も変わりません。
📌 ここがポイント
意志力に頼らずに貯められる、それが先取り貯蓄の最大のメリットです。「使う前に自動で移動してしまえば、なかったものとして生活できる」のです。
先取り貯蓄とは何か?
普通の貯金の考え方:収入 − 支出 = 貯蓄(残ったら貯める)
先取り貯蓄の考え方:収入 − 貯蓄 = 支出(先に貯めて、残りで生活する)
順番を逆にするだけです。でもこれが、「貯まる人」と「貯まらない人」の一番の違いです。
先取り貯蓄の具体的な方法
先取り貯蓄には、大きく3つの方法があります。自分の状況に合うものを選んでください。
方法① 自動積立定期預金
給与口座とは別に「貯蓄専用口座」を作り、毎月給料日に自動で一定額が移動するよう設定します。住信SBIネット銀行の「目的別口座」は目的ごとにお金を分けられ、出金しにくい仕組みになっているのでおすすめです。楽天銀行の「毎月おまかせ振込予約」も同様に使えます。
方法② 新NISAの積立設定
積立NISAを設定していれば、それ自体が先取り貯蓄になっています。毎月決まった日に口座から自動で引き落とされるので、意識しなくても資産が積み上がっていきます。
方法③ 財形貯蓄・社内預金
会社に財形貯蓄制度がある場合は、給与天引きで行われるため最も確実です。ただし自由に引き出しにくい面もあるので、緊急予備資金とは別で考えましょう。
いくら先取りすればいいか
目安は手取り収入の10〜20%です。
手取り20万円なら月2〜4万円、手取り25万円なら2.5〜5万円が目安になります。
ただし、最初から無理な金額を設定すると生活が苦しくなります。最初は手取りの10%(1割)から始めて、慣れてきたら少しずつ増やすのがコツです。
今日からできる3ステップ
- 貯蓄専用の口座を1つ開設する:給与口座とは別の、普段使わない口座を用意する
- 毎月の自動振替を設定する:給料日の翌日に自動で移動するよう設定する(金額は手取りの10%から)
- 残ったお金だけで生活する:「最初からなかったお金」として扱う
まとめ
先取り貯蓄スタートのチェックリスト
- ☑ 給与口座とは別の貯蓄専用口座を用意した
- ☑ 毎月の自動振替(または積立)を設定した
- ☑ 先取り金額は手取りの10%から始めた
- ☑ 残ったお金だけで生活する意識に切り替えた
お金が貯まらない原因は、意志力が弱いからではありません。仕組みがなかっただけです。
先取り貯蓄は、一度設定してしまえばあとは放置でOK。最初の一歩を踏み出すだけで、「また貯まらなかった」という毎月の後悔から解放されます。
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