老後資金はいくら必要?新NISAで準備できる額を計算

貯める力
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「老後2,000万円問題」という言葉は聞いたことがあっても、実際に自分がいくら準備すればいいのか、見当がつかない——そういう方は多いと思います。

数字が大きすぎて「どうせ無理」と思考停止してしまうのは、仕方ないことです。でも実は、老後資金に必要な金額は、自分の状況をもとに計算できます。そして新NISAを使えば、月3〜4万円の積立で現実的に準備できる道があります。

36歳でがんになってから、私は老後のお金を真剣に考えるようになりました。まず数字を把握したとき、「意外と計算できる問題だ」と気持ちが楽になったのを覚えています。この記事では、2026年の最新データをもとに必要額を計算し、新NISAでどれだけ準備できるかをシミュレーションします。

2026年の年金と生活費:月5万円が足りない

まず現実の数字を見てみましょう。厚生労働省によると、2026年度の夫婦2人分の標準的な年金月額は約23万7,000円です。一方、65歳以上の夫婦無職世帯の月々の支出は約28.7万円。

差し引きすると、毎月約5万円が年金だけでは足りない計算です。

これが30年続くと仮定すると、5万円 × 12ヶ月 × 30年 = 1,800万円の不足になります。介護費用や突発的な医療費も考えると、2,000万〜2,400万円が目安になることが多い。これが「2,000万円問題」の根拠です。

📌 ここがポイント

「2,000万円」はあくまで一例。自分の年金見込み額と生活費の差から、必要額は人によって大きく変わります。まず「月いくら不足するか」を把握することが出発点です。

老後の備えが進まない3つの理由

① 年金額を把握していない

「年金がいくらもらえるか」を知らないまま「2,000万円必要」という数字だけを見ている状態では、何をすればいいか見えません。自分の年金見込み額を「ねんきんネット」で確認することが第一歩。数字が見えれば、必要な積立額が逆算できます。

② 必要額を「大きな一括の数字」と捉えている

2,000万円を「今すぐ貯金で用意しなきゃ」と思うと絶望的に感じます。でもこれは20〜30年かけて積み立てる金額です。月3〜5万円に分解すれば、現実的な話になります。

③ 預金だけで備えようとしている

老後資金を預金だけで準備しようとすると、インフレで実質価値が減るリスクがあります。長期の積立投資(インデックス投資)は時間をかけてリスクを分散できるため、老後資金の準備との相性がとてもよい方法です。

新NISAで老後資金はどれだけ準備できる?

シミュレーションしてみましょう。前提は「年利3%(控えめな想定)」です。

  • 月2万円 × 30年積立:約1,165万円
  • 月3万円 × 30年積立:約1,748万円
  • 月3.5万円 × 30年積立:約2,039万円
  • 月5万円 × 20年積立(年利5%):約1,644万円

月3.5万円を30年積み立てると、年利3%の控えめな想定でも2,000万円を超えます。新NISAのつみたて投資枠は年120万円(月10万円)まで使えるので、老後資金の積立にはここから始めるのが最もシンプルです。

「でも月3.5万円は難しい」という場合も、月1万円からでも続けることに意味があります。たとえば月1万円を20年積み立てると、年利5%で約411万円。ゼロよりはるかに違います。大事なのは、始める金額ではなく「始めた日付」です。

今日からできる3ステップ

今日からできる3ステップ

  1. 「ねんきんネット」で年金見込み額を確認する:マイナポータルからすぐ確認できます。自分の年金額がわかると、必要な積立額が逆算できます
  2. 月の不足額を計算する:(予想生活費)-(年金見込み額)=月の不足額。これに老後の年数をかけると、おおよその必要額が出ます
  3. 新NISAのつみたて投資枠で積立を始める:ネット証券(SBI証券・楽天証券)で口座を開設し、インデックスファンドへの自動積立を設定するだけ。月3,000円からでも始められます

まとめ

老後資金の必要額は人によって違います。「2,000万円」はあくまで目安で、本当に大切なのは自分の年金額と生活費の差から「月いくら不足するか」を把握することです。

新NISAを使えば、月3〜4万円の積立で20〜30年かけて2,000万円を準備することは十分に現実的です。老後のことを「まだ先」と思っている方ほど、今日始めることが将来の安心につながります。

【次の記事】老後の年金はいくらもらえる?ねんきんネットで確認する方法

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