「新NISAを始めよう!」と決意したとき、最初に悩むのが「どこで口座を開くか」ではないでしょうか。
銀行の窓口で相談するのが一番安心?それとも大手の証券会社のほうが信頼できる?——そんな風に迷っている方に、今日はFP2級の視点からはっきりお伝えします。
投資口座は、SBI証券か楽天証券で開くのが正解です。
私自身も最初は「どこでもいっしょかな」と思っていましたが、固定費を見直して年間27万円の支出削減に成功した後、その余剰資金をどこで運用するかをきちんと調べて、ネット証券に行き着きました。今日はその理由をわかりやすく説明します。
銀行や大手証券で投資するのが「損」な理由
「銀行で投資を始めた」という方は、実はとても多いです。給与振込口座と同じ銀行なら手続きが楽ですし、窓口で相談できる安心感もありますよね。
でも、その「便利さ」の裏に、見えないコストが隠れていることをご存じですか?
📌 ここがポイント
銀行は「投資の窓口」としては便利に見えますが、手数料・商品ラインナップ・自由度の3点でネット証券に大きく劣ります。長期投資では、この差が最終的な資産額に直結します。
① 取り扱い商品数が圧倒的に少ない
新NISAのつみたて投資枠で買える投資信託の本数を比べると、その差は歴然です。
- SBI証券・楽天証券:約280本(つみたて投資枠対象)
- 大手銀行(例):数十〜100本程度
選択肢が少ないということは、自分に合った「低コストのインデックスファンド」にたどり着けない可能性が高まります。商品数は、選ぶ自由の数と同じです。
② 販売手数料(購入時手数料)が高いことがある
銀行の窓口ですすめられる投資信託には、購入時に「販売手数料」がかかるものがあります。商品によっては購入金額の2〜3%がかかることも。
一方、SBI証券・楽天証券では、新NISAのつみたて投資枠対象ファンドはすべて購入時手数料ゼロ(ノーロード)です。100万円を投資するとしたら、手数料だけで2〜3万円の差になります。
③ 担当者に言われるまま商品を選んでしまいがち
銀行の窓口担当者は「あなたにとって最適な商品」をすすめているとは限りません。銀行側の収益になりやすい商品がすすめられるケースも少なくないのが実情です。
自分でしっかり調べ、自分で選ぶ——それができる環境がネット証券です。
SBI証券・楽天証券を選ぶ3つの理由
① コストが最安水準
2023年10月以降、SBI証券・楽天証券ともに国内株式の売買手数料が完全無料になりました。新NISAのつみたて投資枠対象ファンドも購入手数料ゼロ。長期積立では、コストを限りなくゼロに近づけることが最大の武器になります。
② 商品ラインナップが豊富で「自分で選べる」
SBI証券・楽天証券ではどちらも2,500本を超える投資信託を取り扱っています。新NISAのつみたて投資枠で選べる銘柄も約280本と、長期投資に向いた低コストファンドが揃っています。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」など、長期積立に適したインデックスファンドも迷わず買えます。
③ ネット銀行とセットで使うと、お金の管理がさらにラクになる
SBI証券・楽天証券には、それぞれ相性のいいネット銀行があります。セットで持つことで、残高連携や金利優遇など、使い勝手がぐっと上がります。
- 楽天証券 × 楽天銀行:「マネーブリッジ」を設定すると、楽天銀行の普通預金金利が年0.1%にアップ。証券口座の購入資金が不足した際も、楽天銀行残高から自動補充されます。
- SBI証券 × 住信SBIネオバンク:「ハイブリッド預金」で、ネオバンクの残高をそのままSBI証券の買付余力として使えます。ATM・振込手数料の優遇も充実しています。
「楽天銀行 × SBI証券」のようにクロスして使ってもOKです。ネット銀行とネット証券をセットで持つことが、お金の流れをシンプルにする近道です。
SBI証券と楽天証券、どちらを選べばいい?
どちらも同等に優秀なので、「今すでに使っているサービス」で選ぶのが一番シンプルです。
こんな人はこちらを選ぼう
- 楽天証券がおすすめ:楽天市場など楽天サービスをよく使っている方。操作画面がシンプルでわかりやすいと感じる方。
- SBI証券がおすすめ:楽天サービスにこだわりがない方。取扱銘柄の多さや積立頻度の細かい設定(毎日・毎週など)を重視したい方。
- 迷ったらどちらでもOK:新NISAのつみたて投資枠でインデックスファンドを積み立てるだけなら、どちらを選んでも大差はありません。
私自身は両方の口座を持っており、目的に応じて使い分けています。ただ、最初の1つを選ぶなら「今使っているサービスや経済圏に合わせる」が迷わない答えです。
まとめ
今すぐ確認できるチェックリスト
- ☑ 銀行や大手証券の口座で投資信託を買っていないか
- ☑ 購入時手数料のかかる商品を持っていないか
- ☑ SBI証券か楽天証券の口座開設を済ませているか
- ☑ 積立設定をいつでも自分で確認・変更できる環境が整っているか
投資で損をするのは「市場の下落」だけではありません。「高い手数料」「選択肢の少ない商品」「自分で動かせない仕組み」も、じわじわと資産を削っていきます。
まずはSBI証券か楽天証券で口座を開設して、新NISAのつみたて投資枠でインデックスファンドを1本選ぶところから始めてみてください。それだけで、あなたの資産形成は大きく前進します。
次の記事では、「すでに銀行や窓口でNISAを始めた方が、楽天証券・SBI証券に乗り換えたいと思ったときの手順」を解説します。「今さら変えられない…」と思っている方こそ、ぜひ読んでみてください。

